ユーリオンアイス7話の感想です。
ヴィクトルと勇利が組んで初めての正式な国際大会。中国大会はヴィクトルにとっても勇利にとっても、そして見ている私たちにとっても特別な大会になりました。
1位でショートを終えかつてないプレッシャーを感じる勇利。メンタルの弱さを理解できない初コーチのヴィクトルも焦ります。
そんな中ピチットくんが華のある演技を見せ、さらに追い詰められる勇利にヴィクトルは…。
6話の感想はこちら。
7話の感想をひとことでいうと。
キス&クライ
※ネタバレ注意です。
もくじ
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7話 グランプリシリーズ開幕!やっチャイナ中国大会!FS
メンタルがたがたで真っ青な勇利
フリー当日になって真っ青な顔の勇利。ヴィクトルは気遣って試合までの仮眠をさせますが、服を脱がせる必要はあったのでしょうか。
しかもコーチのほうがすぐに熟睡モードとか、のしかかって眠るとか、いろいろとぶっとんでいるところで始まった7話。
もうこの冒頭イチャイチャは恒例になってきて見る方も「またか」って感じになってるから私も鍛えられたものです。
公式練習でもジャンプを失敗して終わるとか最悪の状態のまま演技に入ることになる勇利。
他国の選手が順調に結果を残す中、たびたび上がる歓声を聞くだけで余計に固くなってしまっています。
追われる立場っていうのはプレッシャーもすごいでしょうし、舞台が世界だから余計に緊張するのでしょう。大丈夫なのか不安になるくらい正気を保っていないような勇利にハラハラしてしまいます。
氷の上で生きていくと思っていた
10年前に出会ったヴィクトルとクリス。クリスはあのころからヴィクトルと氷の上で一緒に生きていくのだと思っていました。
氷を降りて守るものができるなんてヴィクトルらしくない。
勇利ではヴィクトルを超えることはできないと感じているクリス。今シーズンは自分が勝利して、ヴィクトルを氷の上に引きずり戻すと決意しているようです。
クリスはヴィクトルと人気を二分しているスケーター。ずっと王様だったヴィクトルに対しての思い入れもひとしおなのでしょう。
ちょっと恋する男の子みたいになっててエロかわいいですね。スロースターターということで今回の中国大会は本調子ではないようですが、グランプリシリーズが楽しみです。
困り顔のヴィクトルの荒療治
いよいよ固くなる勇利を、人目のないところに移動させたり歓声を聞かせないようにしたり深呼吸させたりと、何とかリラックスさせようとするヴィクトル。
ヴィクトルとしては初めてのコーチで、しかもこんなにもメンタルの弱い勇利に戸惑っています。どう声をかけたらいいのか困り顔のヴィクトル。
そもそものメンタルの強さが違うヴィクトルは、自分とはまったく違うタイプの勇利への対応に悩んでいます。こういうヴィクトルは新鮮ですね。
ヴィクトルの元コーチであるヤコフも、なんだかんだヴィクトルの初コーチっぷりを冷静に見ています。
ここまで怯える勇利の心理をなかなか理解できず、だけど選手の心がガラスのように壊れやすいことは理解しているヴィクトル。
ガラスのハートなら一度壊してみてはどうかと、なかなかのアイデアで試合直前の勇利を試してしまいました。
僕を信じて離れずにそばにいて
ヴィクトルに「表彰台にあがれなかったらコーチを辞める」と言われてしまい思わず泣き出してしまう勇利。
さすがに選手を直前に泣かせるのはマズい。気づいたヴィクトルは焦りながら謝りますが、泣かれるのは苦手でまたも手を焼いています。わーなんかこれ、彼女を泣かせてしまっておろおろしてる彼氏みたい(笑)
でも勇利の切実な希望はヘタな慰めなどではなく、ただ信じてそばにいて見守っていてほしいというシンプルなものでした。
「離れずにそばにいてよ」泣きながら絶叫する勇利のこのセリフって、ヴィクトルのフリープログラムの曲名ですよね。こんなところで勇利に言わせるスタッフグッジョブです。
泣いてすっきりする勇利のフリープログラム
喧嘩の後のような微妙な雰囲気のヴィクトルと勇利ですが、ヴィクトルは多くを語らず勇利をそっと見守る姿勢を崩しませんでした。
勇利のほうは大泣きして照れもあったのか、演技に送り出す前にハグやおでここっつんしてきた6話までとは違い、まさかのヴィクトルのつむじをポンポン。
寝不足で滑り始めたフリープログラムでは、泣いてすっきりしたこともあり、持ち直します。
滑りながらヴィクトルがどうすれば驚いてくれるかを考える勇利。世界を驚かせてきたヴィクトルのように今度は自分がヴィクトルを驚かせたい。
脅威のスタミナを武器にラストのジャンプでは高い技術力を必要とする4回転にチャレンジ。ヴィクトルもこれにはびっくりしています。
ジャンプは転倒してしまいましたが、今までにないチャレンジを見せた勇利に観客も解説席の諸岡アナも大興奮。
キス&クライ
勇利に驚かされたヴィクトルが走り出して、勇利のほうもヴィクトルに走り寄って、リンクに倒れ込みながらの盛大なハグ!
ん!?キスしました?ま、まあヴィクトルは外国人でハグやキスは挨拶…いやいやいや!口にしました!?!?
いいところが見えないからヴィクトルの手をどけたいんですが、別角度からも撮っていたであろうマスコミの皆さんどうなんでしょう。
ハグしてからEDへの音楽の使い方も魅せ方がうまくて、まさにキス&クライなラストに胸がいっぱいになりました。
まとめ
監督だったかが何かのインタビューで「数年に1度作れるか作れないかのアニメ」とおっしゃっていたのですが、スケートシーンだけじゃなくて話の展開や演出や音楽など、どこをとっても文句のないアニメだなと改めて感じた7話。
キスしたのかしてないのかは2人だけの秘密っていうところでしょうか。この2人に割って入れる人は今のところいないですよね。公式がもうこうなんだから。
余裕いっぱいだったヴィクトルがコーチとしてはまだまだで、焦ったり困ったりしているのも新鮮だったし人間味を感じさせてくれました。
離れずにそばにいて。この勇利の願いはグランプリシリーズファイナル終了後はおそらく難しいことになるでしょう。だからこそそれまでの刹那の時間を一緒に過ごすことに意味がある。
ヴィクトルのコーチとしての未熟さにも焦点があたり、メンタルの弱い勇利が徐々に見せはじめた変化。
コーチとして選手としてお互いが影響しあい共に成長しあう姿は、ぐっとくるものがありますね。
予告では勇利がヴィクトルのネクタイをぐいっとひっぱっていましたが、キスまでした(疑惑)からもうこれ以上のものはないと思う気持ちと、いやまたナニかやってくれるんじゃないかという気持ち、そして7話でこんなだったら最終回どうなっちゃうの?っていう気持ちがせめぎ合っていてしんどい&楽しいです。