箸休め回かと思っていたら2人でデートしてペアリングを送って愛を確かめるというとんだGPF前日を見せてくれたヴィクトルと勇利。
たった6人で競うGPFの初日が幕を開け、予想しない展開に泣かされたり心配させられたり期待させられたり。
OPが背景のカラーが変わったり、GPF出場の6人がふっと映し出されたりとここへきてまた工夫がありました。こういうサプライズはすごく嬉しいです。
10話の感想はこちら。
11話の感想をひとことでいうと。
カオス。
※ネタバレ注意です。
もくじ
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11話 超超がんばらんば!!グランプリファイナルSP
マスコミ公認のペアリング
織田さんが解説者として花を添えてくれた11話。
勇利の滑走は第一滑走。お互いに指輪にキスをしたり、諸岡アナもペアリングのことを知っていたりと、さっそくのカオスではじまりました。
勝つためのSPに構成を変更して4回転フリップに臨む勇利ですが、氷の上に手をついてしまいます。
ほかには大きなミスなどはなかったようですが勇利はSP直後、リンクに手をついて悔しがっています。
勝つためにどこまで限界に挑戦できるかが勇利のGPSのモチベーション。勇利にとってはヴィクトルと踊る最後のSPです。
ノーミスの演技を見せたかったのでしょうね。悪くもなく良くもないという無難な得点でまとまりました。
SPはやはり最終回のFSのための助走と考えていいかしら。きっとFSでは綺麗な着氷を見せてくれると信じたいです。
世界最高得点を更新したユリオ
ユリオは愛の入り口を見つけたことで開眼。ヴィクトルの持つ世界最高得点を更新して1位でSPを終えます。
ユリオすごい!ここまで2戦ともJJに敵わず悔しい思いをしていましたが一気に開眼しました。
なんといってもユリオはシニアデビューの年にしてGPS初出場の15歳。この後もまだまだ子猫ちゃんからアイスタイガーへと変貌を遂げるでしょう。
もうロシアの男子スケート界は10年は安泰なんじゃないでしょうか。
重圧に打ち勝ったピチット君
ピチットくんの勇利とのデトロイト時代の回想や、幼少期のかわいらしい姿も見ることができてホクホク。
ハムスターを飼っているんですね。勇利にも懐いていたのかな。ルームメイトだったわけだから、ピチット君の成功を誰よりも嬉しそうだった勇利の表情が印象的です。
GPS初のタイ人スケーターということでいろんな重圧もありつつ滑り終えた後に見せた安堵の涙。
つられた人が続出したに違いありません。私もうるっときてしまいました。
コーチ業に専念しそうな雰囲気のヴィクトル
クリスの演技やユリオの演技を見ている時のヴィクトルの楽しげな表情を見て不安になってくる勇利。
勇利としてはGPSが終わったらヴィクトルをロシアに返そうとしていて、だけど今だけは自分のことを見ていてほしい。そのヴィクトルがよそ見しているように見えて焦りの表情が見えました。
だけど9話でも思いましたが、勇利とヴィクトルって考えていることがすれ違っていますよね?
私はヴィクトルが、勇利のライバルとしてふさわしい選手たちを見てどうやってこれから勇利を選手として高みに押し上げようかとワクワクしているように見えました。
9話では「コーチとしてこれから何ができるか考えていた」と言っていたし、11話でも「これから勇利に必要なものはなんだろう」と、前向きな気持ちでコーチ業に専念しようとしています。
すれ違うヴィクトルと勇利
ロシア時代は新しい強さを自分で作り出すしかなかったのに、勇利のコーチになってからはそれを他人に生み出すことに価値を見出すようになったヴィクトル。
勇利とまた新たな高みへ…と考えて生き生きしているように見えましたが、勇利としてはどうやら違うっぽいんですよね。
ヴィクトルがスケータたちの滑りを見て、現役選手に、リンクに帰りたがっていると思っているんじゃないでしょうか。
うーん最後に勇利がヴィクトルに話がある、と師弟関係解消を申し出ますがそれに対してヴィクトルがどのように返事をするのかが気になります。
対照的だったオタベック&JJ
オタベック選手はぎりぎりになってかっこよく出てきてユリオをさらっていき、スケートでもノーミスで2位と好発進でした。
ユリオのエールに手を挙げていたのも好感度大です。こういう交流って心が温まります。
それに対してJJは絶不調でした。ジャンプのミスが続いてしまい絶望的な状況の中、しかしキングJJの名に恥じぬよう歯を食いしばって最後までジャンプにも挑戦します。
直前まですごく好調だった選手が、何かの拍子に調子を崩すというのはとてもリアル。
メンタルも大きな影響を与えるというフィギュアスケートという競技の生々しさをまざまざと感じさせられました。
まとめ
久保ミツロウさんがラジオ番組で最終回について、なんとも歯切れの悪い口調で口ごもっていたように感じたので、アニメ2期とか劇場版とかがあるのかなと感じます。
期待の目で見ちゃってるからそう聞こえたのかもしれませんが、なにもかもが怪しく見えてくるという(笑)
勇利が引退したら2期はなくなってしまうし引退はしないで現役続行になるのかな。金メダルも逃す可能性もあるのかなあとちょっと思ってしまいました。
引退しないにはやはり理由が必要で、このGPSで金メダルを獲ってしまうとお話が終わっちゃうし…。ずっと頑張ってきた姿を見てきたので勇利にとらせてあげたいのは山々なんですが。
次が最終回ですが、終わるなんて寂しすぎます。もっともっと見ていたい!
目立たなかったキャラクターの隠れたエピソードがたくさんありそうで、特典映像とかで番外編とかもちょこちょこやってほしいです。
最終回ではOPもEDもいつもとは違うようなのでそちらもワクワクします。
1話の始まりの「ヴィクトルは僕を驚かす天才だった」のモノローグが、最終回で生きてくることを期待しつつ1週間が待ち遠しいです。