マッカチンの体調が悪いということでヴィクトルが日本に戻り、たったひとりでロシア大会のフリープログラムを滑ることになった勇利。
離れずにそばにいてよと泣いていた勇利が、仲の良い選手もヴィクトルもいない大会で力を発揮できるのか。
ヤコフが代理コーチになってくれるようですが…。
8話の感想はこちら。
9話の感想をひとことでいうと。
プロポーズ
※ネタバレ注意です。
もくじ
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9話 勇利VSユーリ おそロシア!!ロシア大会 FS
離れていても心はずっとそばにいる
マッカチンの緊急事態発生に1日だけヤコフにコーチを任せロシアを離れることにしたヴィクトル。
困ったことがあればヤコフをハグすれば大丈夫だと勇利に言い残して日本に戻りました。
ヴィクトルと勇利が離れ離れになるのと同時に、ミケーレの妹のサーラも兄との離別を決意していました。
兄の愛がなくても滑ると誓うサーラにミケーレは失意の表情です。フリー大丈夫!?と思いきや、ミケーレはかっこいいイタリア男でした。
会場のどこかで見ているサーラを想いながら滑るミケーレ。もしかするとミケーレも心のどこかでこのままではいけないと感じていたのかもしれません。
妹離れすることを覚悟して、真実の愛を表現するミケーレはノーミスの素晴らしい演技で見事にパーソナルベストを更新して巻き返しました。
エミルとスンギルのFS
人間をやめます!?というテーマでFSを滑るエミル。びっくりなテーマですね。一瞬ファ!?って思ってしまいました。
スンギルは力み過ぎたのかフリーでは力を発揮できず、グランプリファイナル出場は敵いませんでした。
普段は無表情なのに負けて悔し泣きするスンギルにもらい泣き…。勇利がその涙をみて複雑な表情をしていたのも印象に残りました。
ところでミケーレが勇利を「むっつりすけべ」と言っていましたが、そうか勇利はむっつりすけべなのか。
シャイな人はそういう風に思われがちですよね。ミケーレも今までサーラ一筋で女性関係は皆無だったわけだから、むっつりすけべにならないのかな(笑)
美しくなければ強くても意味がない
ユリオはフリーでは髪を上げてまさにプリマのような可憐さ。リリアさんいわく「強くても美しくなければ意味がない」というプログラムで勝負します。
美しさは圧倒的な正しさ。後半に6本ジャンプを入れてくるというフリーでプリマとなりました。
ユリオは勇利にもですがカナダ大会で負けたJJにも負けたくない。課題のスタミナ不足を気迫でこらえ、ジャンプを全て決めてノーミスの演技で地元ロシアの期待に応えました。
フリーが終わった時点でファイナル進出も決まり絶好調のユリオ。
たったひとりで滑る勇利のFS
ここで負けてしまったらすべてが終わってしまう。まだ終わりたくないと強い気持ちで演じる勇利。
考え事をしながら滑る勇利に、声援を送ろうとするユリオ。ユリオはなんだかんだ温泉onICEで一緒だった勇利のことを心配しているのでしょう。
ヴィクトルとの日々を否定されたくない勇利は、ジャンプで失敗しながらもリカバリーして何とか無難にまとめました。
見守ってくれていたヤコフにキスクラでハグする勇利は、もうすぐヴィクトルはロシアに帰るよ、とつぶやきました。
グランプリファイナルが終わったら引退し、ヴィクトルとの別れを考えているのでしょう。勇利の足はもう限界なのかもしれません。
キングとして1位になるJJ
世界選手権5連覇のヴィクトルを倒すために作られたフリープログラムを滑るJJ。本当はこのプログラムでもってヴィクトルと勝負したかった。
スケート一家に生まれて家族や恋人、スケートを愛する全ての人に捧げようとジャンプを全て決めるJJは、その名の通りロシア大会のキングとなりました。
勇利のことはそこまでではなさそうですが、ユリオのことをちょっと意識している野はやはりカナダ大会でも一緒だったからでしょうか。
結局ロシア大会では4位になった勇利が、同じポイントで並んだミケーレとのわずかな差でグランプリファイナル出場を決めました。
クリス、ピチットくん、オタベック、JJ、ユリオ、勇利の6名でグランプリファイナルで戦います。
勇利がヴィクトルにプロポーズ
あれだけイチャイチゃしておいて今さらですが、9話はまるで映画の1シーンのような素敵なラストを迎えたヴィクトルと勇利。
日本の空港でマッカチンに気づいた勇利はヴィクトルがそばにいることにハッとします。ヴィクトルのほうも勇利の姿に思わず立ち上がり、同時に走り出す2人。
出口で待ち構えていたヴィクトルに駆け寄ってハグする勇利は、ずっとひとりで不安な中ぎりぎりですがグランプリファイナル出場を勝ち取りました。
ここで負けたらヴィクトルともお別れになってしまう。結果を出した勇利を抱きしめるヴィクトルの声が、たったひとりで頑張った勇利を慈しむような優しさを含んでいて何だか感動しました。
「引退までお願いします」と、プロポーズするかのような勇利にヴィクトルは「勇利がずっと引退しなきゃいいのになあ」と温かい言葉を投げかけました。
始まりがあれば終わりがある。ユーリオンアイスもあと3話。しっかりこの2人の行く末を見守りたいです。
まとめ
スケーターの競技人生は短い。競技者としてピークを迎えようとしている勇利の心には「引退」の文字がはっきりと浮かび上がっているようで、見ていて切なくなりました。
ロシア大会では表彰台は逃しましたがギリギリ6位で滑りこめて本当に良かった。まだあと少し、グランプリファイナルが終わるまでは勇利はヴィクトルと一緒にいられます。
終わってから勇利がハグ魔と化していたのは、ヴィクトルがいない穴埋めだったのかもしれません。本当は一番にヴィクトルと喜びを分かち合いたかったはず。
ヤコフに言った「ヴィクトルはもうすぐロシアに帰るよ」という言葉の通り、グランプリファイナル終了後、勇利は引退、ヴィクトルは現役復帰でロシアに帰国となるのでしょうか。
まだまだ終わってほしくなくて、ずっとずっとこの2人を見ていたいな…。
10話はバルセロナで決選直前。観光したり買い物したり、少しはゆっくりした時間が過ごせるといいのですが。
残りわずかになって初登場のラスボス(?)オタベック選手にも期待です。予告でかっこいいバイクに乗っていたのはオタベックかな。
ピチットくんもSNSにサグラダファミリアの写真をアップしていましたが、各選手がバルセロナでどんな休日を過ごすのか楽しみです。