ユーリオンアイス2話の感想です。
話題騒然すぎてわくわくがとまらないフィギュアアニメですが、2話もますます目が離せなくなってきました。
1話は良かったのにだんだんおかしなことになっていくアニメも多い中で期待通り、いや期待以上のおもしろさを見せてくれています。
1話の感想はこちら。
2話の感想をひとことでいうと。
全力のエロス、やります!
※ネタバレ注意です。
もくじ
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2話 2人のユーリ!?ゆ~とぴあの乱
あれれオープニングに色がつきましたね。おしゃれなOPがいっそう華やかになりました。
勇利のお母さん最強説
ヴィクトルが教え子の勇利のコーチになるという噂に、勇利の実家の温泉旅館ゆ~とぴあにすっ飛んできたミナコさん。
ミナコさんは1話では勇利のお母さんの先輩ということですが、おいくつくらいなんでしょうか。
公式には年齢不詳とありますが、少なくとも勇利が23歳ということはお母さんも40代。ということはミナコさんも40代以上ですよね。長い手足に整った小さな顔。あんなスタイル抜群のモデル体型の人が街にいたら目立つのではないでしょうか。
ミナコさん強そう…と思いましたが、一緒に暮らしはじめたヴィクトルをヴィっちゃん呼びできるお母さんの方が最強なのかもしれません。母は強し。
もしかしたらこのお母さん、とても優しい人ながら勇利がスケートで悩むことがあったら、キーになる言葉をかけたりするようなシーンが今後あるかもしれませんね。
グランプリファイナルでボロ負けした勇利が電話でお母さんにだけは涙を見せたように、ひとりでリンクに立つ息子を応援しながらそっと見守ってくれています。
恋人のいない勇利にとっては今のところこのお母さんが一番の拠り所となっているのでしょう。
ヴィクトルにも課題がある?
1話のラストの「グランプリファイナルで優勝させるゾ」がなぜか下からの舐めるようなカメラアングルで再現。これ、必要あったかな?(笑)
この人全裸で何言ってるんだ
勇利のつぶやきがごもっともすぎて何も言えない。ヴィクトルの浴衣のはだけ具合もチラリズムっていうんですかね。絶妙すぎます。
勇利がヴィクトルを引き寄せたという事実に興奮するミナコさん。一方ロシアのヴィクトルの(元?)コーチはマスコミ対応に追われています。
そしてちらっと気になることを。
自分が一番だと思っている人間にコーチなんかできるか!
私はこのセリフにちょっとひっかかったんですが、もしかして何かの伏線でしょうか。
ヴィクトルはついこの間まで現役の選手で、コーチの勉強や指導方法など何も準備してこなかったはず。そんな人が突然異国で外国人をコーチってできるものなのかな。
もしかすると今後ヴィクトルの方にもコーチとしての資質が問われるようなシーンや、指導法や演出や練習の仕方などで勇利とぶつかるとか、そういうシリアスで熱い展開もあるかもしれないなと思いました。
君のことは何でも教えてくれ
勇利が好きな食べ物を知りたいと言うことで、夜食にはカツ丼が選ばれました。カツ丼は神の食べ物とか、ヴィクトルはお気に召したようです。
が、勇利のブタみたいな身体を元に戻すまでコーチはしない、カツ丼は禁止。と、その甘いマスクと甘い声に反して毒舌をふりまくヴィクトル。
公式サイトのキャラクター紹介によると太りやすい勇利は特技がダイエットらしいですよ(笑)
ヴィクトルはゆ~とぴあで勇利と一緒に暮らすようになりますが、天然タラシなヴィクトルに勇利がたじたじ。
君のことは何でも知りたい、とか言いながらあごクイをかましたり、物理的に顔が近い近い!
コーチとして知っておくことがあるから一緒に寝よう
大の男同士が一緒に寝てナニを知る必要があるんだナニを。アッー! つっこみどころが満載すぎて楽しいです。
勇利とヴィクトルの交流
当たり前ですがヴィクトルは長谷津ははじめて。忍者という言葉にテンションが上がったりするのは普通の27歳の外国人青年という感じです。
ヴィクトルのインスタグラムが更新されたと同時にユーリオンアイスの公式インスタにも画像がアップされるという粋な計らいも。
ヴィクトルはコーチと選手の関係を築くためにお互いのことを知って信頼を重ねようと、勇利にプライベートな話題をふってみたり長谷津城に遊びに行ったりと交流を深めます。
密な関係を築くというのはリアルなフィギュアの師弟関係でもそうなのでしょうか。
信頼関係がないとうまくいかないのがビジネスではありますが、だとするとヴィクトルのコミュ力はすごく高いと思います。
見知らぬ外国の地方での暮らしにもなじんでいるし食べ物も口に合う。
もともと朗らかで色気たっぷりで世界中の女性にモテまくっていた一流のスケーターで、ファンサービスも欠かさなかったヴィクトル。
幼少期からずっとスターだったからか、人に注目されることにも慣れています。
地味な勇利とは対照的なヴィクトルが、勇利の滑りにどんなインスピレーションを得たのでしょう。
ユーリのセンスに脱帽
長谷津の街はヴィクトルが当面滞在するということで、街を挙げて大騒ぎに。マスコミも殺到しています。
そこへロシアからやってきたのはロシアンヤンキー、もうひとりのユーリ。シニアデビューで優勝を狙うと宣言するような、勇利とは正反対の強気なスケーターです。
ユーリは商店街の虎のTシャツを最高にかっこいいと買って着てしまうという残念、じゃなくて痛い、じゃなくてかわいらしい一面もある15歳。
相変わらず勇利には風当りが強いですが、ユーリはジュニア時代に優勝したらヴィクトルに振付をしてもらうという約束をしていたんですね。
勇利にヴィクトルをとられてしまったと怒り心頭です。
喧嘩腰のユーリに、内心ナメられていると感じながらも大人の対応の勇利。このあたりはさすが勇利のほうが年長者でした。
ヴィクトルの悩みとは
ヴィクトルは現役を続けるかどうかを保留にして日本にやってきています。絶対王者といわれ、世界のトップを走り続けてきたスケーターであるヴィクトル。
しかし最近は、何をやってももう観客を驚かせることができないと感じていました。これではモチベーションも保てない。王者の悩みというやつですね。
イマジネーションが沸かないなんて死んでいるのと同じ。それで思うところあるヴィクトルは1シーズン休んで進退を考えると休養をとったわけです。
勇利vsヴィクトルの可能性
ヴィクトルの悩みを知って思ったんですが、ヴィクトルはあくまでも休養であり引退したわけではないという流れですよね。
ということは将来勇利のコーチを終えた後、もしかすると現役続行となり教え子の勇利と戦うという熱い展開も期待できるかな。
そうなったらおもしろそう。
もちろんユーリもここに入ってきてほしいし、まだ登場していない各国のスケーターもからんでくるでしょう。
考えるだけでドキドキしてきました。
子猫ちゃんvs子豚ちゃん
ロシアのユーリとの約束はすっかり忘れていたヴィクトルは、2人に別々のプログラムを用意して勝負するように持ちかけます。
ヴィクトルは自分の意志で勇利を選んで長谷津に来てくれた。
そう信じている勇利ですが、ユーリの存在にはちょっと不安気です。ヴィクトルをとられてしまうんじゃないか、ロシアに帰ってしまうんじゃないかと思うのも無理はありません。
順番で言ったらユーリのほうが先にヴィクトルと約束していたわけです。しかもユーリはシニアでも結果が残せそうな威勢のいい少年。
勝負で勝ったほうの言うことを何でも聞くというご褒美制となり、ユーリの望みはもちろん勝ったら一緒にロシアに帰ってふりつけをしてもらうというもの。
すかさず西郡三姉妹がナイスなことにこれを使って町おこし(無意識)をしようと立ち上がり、あれよあれよと「温泉onIce」として結構大々的に報道されています。
ユーリもゆ~とぴあで暮らすことになり、カツ丼にも喰らいつくわお風呂にも入るわでご満悦。
ユーリも案外異国に馴染むのが早くて環境適応能力は高いのかもしれません。すばらしきツンデレ(まだデレてない)ヤンキーです。美少年だし。
子豚ちゃんを王子様に変える魔法
名前かぶりがややこしく、勇利のお姉さんによってユリオと名付けられたユーリ(笑)ヴィクトルにも完全にユリオと呼ばれています。
ユリオと話すのが楽しそうなヴィクトルの様子に、また不安がよぎり寂しくなる勇利。
あっちのユーリのほうが将来有望だし強気だしヴィクトルの前で堂々としている。僕なんかよりも…。
なんだこれは。ヴィクトルをとりあう三角関係のような図式にくらくらします。
不安になると練習をしたがる勇利。ミナコさんもこれまでずっとそんな勇利に練習場所を提供したり練習に付き合ったりしてきました。
地元のよしみで顔が効くアイスキャッスルもいつも使わせてもらってきたようです。ミナコさんの話を静かに聞くヴィクトルは何を思うのでしょうか。
もともと友達を作るのもうまくなく、スケート以外で自分からつかみにいけない勇利。
幼馴染の西郡夫婦も勇利にはこのままで終わってほしくないと祈っています。
なるほど、昨シーズンでぼろ負けして自信のなさげな勇利はここでひとつ殻を破る必要があるということですね。
追記)ヴィクトルがミナコ先生のお店で飲んでいたのは光武酒造場の「魔界への誘い」でした。
エロス、やります!
ヴィクトルによって選曲され、イメージとは真逆のエロスをテーマとした曲を言い渡される勇利。
ユリオにはアガペー、純真な愛をテーマにした曲です。イメージ違いにユリオがもっとごねるかと思いきやまたもヴィクトルの毒舌が。
そもそもキミたちは無個性で凡庸だ、なんてヴィクトルじゃないと言えないし説得力もないセリフです。
勇利もユリオもまだまだシニア世界王者5連覇のヴィクトルからすると、子豚ちゃんと子猫ちゃんにすぎないということ。
勇利の望みは勝ってこれからもたくさん勝ってヴィクトルとカツ丼を食べ続けること。こんなところでカツ丼の伏線(?)が回収!
全力のエロスぶちかまします!
勇利の必死の叫びで2話は幕を下ろしました。
2話まとめ
弱気だった勇利が自分の欲しいものを欲しいと宣言し、グランプリシリーズで闘う気持ちを新たにスケーターとしてリスタートを切るという区切りになるとても良いラストシーン。
なのにニヤつくのはなぜでしょう(笑)
全力のエロスとか、言葉のチョイスがちょいちょいおもしろいです。予告もいろいろと妄想をかきたてるアレなやつでした。
スケートリンクに持ち込んでいたティッシュケースがプードル型だったりと、背景や小物にも小技が効いていて隅々までチェックしたくなります。
2人にはまだまだ欠けているものがあり、世界で闘うためにはそれをこれから補わなければいけません。
勇利にはエロス(色気やセクシーさ)と情熱(パッション)が欠けている。
銀盤でそれらを表現する力を養うために、まずはこの控えめな青年に、何かを欲し熱意を注ぎ込むということで気持ちから変えていこうという、ヴィクトルならではの育成法なのではないでしょうか。
逆に鼻息の荒い血気盛んなユリオには、自分をコントロールする平静さや知的な冷静さをモノにしてほしい。
ヴィクトルの目論見ははなはだよく分かりませんが、だてに世界王者をやってきたわけではなさそうです。
ミナコさんが実はすごい人で世界を飛び回っていた元バレリーナだったり、勇利のお姉さん、アイスキャッスルのスケオタ3姉妹と女性陣も個性的ですてきですね。
お姉さん命名のユーリの名前はユリオで定着しちゃった。金髪の推しって誰だろう(笑)地元出身で応援しているバンドマンとかかな。
全裸でプードルを抱きしめて寝るヴィクトル、お風呂に飛び込むユリオなどなど、よくはだけたり脱いだりする素晴らしい2話でした。
3話も楽しみです。