【言って大丈夫?】ネト充のススメ2話 感想

ネト充のススメ

ネト充のススメ2話の感想です。

偽りの年齢と職業がギルドメンバーに伝わって、性別も逆のまま、もう後に引けなくなった森子。とうとうリアルで桜井さんとも出会います。古典的な出会い方が逆に新鮮でニヤニヤ。

徐々にギルドメンバーに心を開いていく森子ですが、それ言っちゃって大丈夫!?とハラハラドキドキの第2話です。

1話の感想はこちら。

【能登さん最高】ネト充のススメ1話 感想

※ネタバレ注意です。

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林は21歳の男子大学生!?

「林君っていっつもログインしてるけどニートなの?」

ギルドメンバーのライラックの質問にドキッとする森子。実際には「ニートなの?」ではなく「大学生なの?」という質問でした。

ネトゲでは中の人の年齢や職業などプライベートな質問はマナー上あまり良くないこととされています。リアルで何をしているのか聞くのはできれば避けてほしいと思っているプレイヤーもたくさんいるはずです。

昼間からネトゲで冒険している無職の森子は特にこの手の話題になるといつもドキドキしているのでした。

ライラックの中の人は今年就職活動をしている21歳の大学生。どうやら林を同い歳の学生仲間だと勝手に解釈してくれているようです。林は「みんな就活大変だよね。俺もそうだから」と、何とかその場をやり過ごしました。

またたく間にギルド内に「林は21歳の大学生男子」だという噂が広まってしまい、後に引けなくなった森子。自ら年齢は言っていないし、いわゆる次の仕事を見つけるまでの無職期間だから就職活動中といってもギリギリ嘘ではないですよねw

こうなったら三十路で無職の女だということは何としても伏せなければ。部屋のカーペットを泣きながらコロコロで掃除している森子がおもしろすぎました。

知らない方が幸せなこともある

リリィさんは「そんなにお若かったとは意外でした」と自分が年上であることを匂わせます。「若いなあ、いいなあ」と羨ましそうです。

「リリィさんって何歳なんだろう?」考えていたことを思わず打ち込んでしまった森子は自分で自分にびっくりしました。

「知らない方が幸せなことってあると思いませんか?」

ゲーム内でしか縁のない人間のプライベートまで知りたいのかと、少したしなめるように林に語りかけるリリィさん。

リリィさんはゲームはゲームとしてリアルとは切り離して考えたいと思っているのでしょう。プレイしている人の個人的なことには本当は触れてほしくない。でもそう思いつつも林のことは実はちょっと興味があったようです。

リリィさんの言う「知らない方が幸せ」というのは自分自身が男であることで林をがっかりさせてしまうかもしれないという引け目もあったのかもしれませんね。

林を特別な仲間だと思っているリリィさんは2人きりの浜辺でこっそりと「林さんになら私のことを少し話してもいいですよ?」と嬉しいことを言ってくれました。

こんなこと言われたら自分は特別だって思っちゃいません?リリィさんこういのうまいなあ。私が男でリリィさんのような女の子がいたら一発で堕ちてしまいそうです。

林はすぐに食いついたりはしませんでした。なぜなら自分にも今は言えない秘密があるから。「いつかもう少し仲良くなれたら…」嫌味のない言い方で返した林に、リリィさんも安心したような笑顔になりました。

ギルドマスターを引き継いだカンベ

ライラックとカンベは実は林の年齢や職業について賭けをしていました。カンベは何となく林は20代後半の社会人だと思っていたようです。勘が鋭いですね。

林の常識的な言動や丁寧なやりとりは学生には醸し出せない何かがあったのでしょう。カンベ自身もしっかりしているので中の人は社会人っぽい気がします。

今のギルドは林が加入する前に一度解散の危機にありました。初代ギルドマスターが海外に赴任することになって、そのあとをカンベが引き継いだのです。

ここまで上がっているギルドレベルを捨てるなんてもったいない!というのがカンベの言い分でしたが、本当はあまりログインできないギルドメンバーのためなのでした。

いつひょっこりギルドメンバーが戻ってきてもいいように、居場所を残しておいてあげたいという心優しき配慮。こんなリーダーって素敵ですよね。カンベさんいい奴。こんなギルドマスターのいるパーティなら一緒に冒険してみたいです。

遅刻遅刻ー!曲がり角でぶつかる運命

リリィさんと2人きりで話し込んでいると、いつの間にか朝の5時になっていました。林が慌ててリリィさんに声をかけると普通に9時から仕事だというリリィさんは真っ青に。

時間を忘れるほどゲームに熱中していても、翌日仕事に行かなきゃいけないのは社会人の悲しいところです。

寝たら起きられる気がしないとずっと起きてます宣言をするリリィさんに、林も起きたまま限界までつきあうことになりました。

その翌朝、電話しながら急いで職場に向かうイケメン男性と、夕べの徹夜でいつの間にか寝落ちして風邪を引き薬局へ向かう森子が曲がり角でぶつかります。とうとうきました。

リアルで運命の出会いが!

曲がり角でぶつかるとか、古めでかなりベタな展開ですがそこがまた良いですね。まさかネトゲ仲間とリアルで出会うとは森子も考えても見ないことでしょう。うーん、ネト充からリア充の予感がします。

イケメンの肘鉄によって気を失った森子が次に目覚めたのは病院のベッドの上でした。イケメンの名は桜井優太(CV櫻井孝宏)桜井さんの声が櫻井さんというミラクルです。イケメンでイケボとか最強です。

桜井さんは病院でもずっと付き添ってくれていたようで、自己紹介のメモ書きも残して行ってくれました。きちんと謝罪してくれたし親切で誠実そうな男性です。

目覚めたら金髪碧眼のイケメンがいて、森子が恥ずかしそうに顔を手で隠そうとしたのですが、その気持ちはすごく分かります。

風邪でしんどくてちょっとドラッグストアまでと、すっぴんで家を出てきたんですよね。しかも起き抜けの涙目。そりゃ隠したくもなります。

それにしてもまさかリリィさんの中の人と森子がこんなご近所だなんて。うわわ、俄然盛り上がってきました!これを運命と言わずに何と言いましょう。

森子の心の闇がつらすぎた

病院で目覚める前に森子が見ていた夢が闇が深くてぞわぞわしました。

同じ仮面をつけたスーツ姿のサラリーマンがぞろぞろと城に向かって歩き、大きな窓から飛び降りるというなんとも薄ら暗い不気味な夢。

森子が前の会社で社蓄として限界まで働いていたのかと思うとなんだかとても切なくなります。こんな夢を見るくらいだから相当参っていたんだろうな。

泣きながら目覚めるくらいだし、森子自身が本当に思いつめてしまう前に辞めて正解だったのではないでしょうか。

夢には昔のネトゲ友達も出てきました。森子をねぎらってくれて励ましてくれる優しいキャラの彼。1話からチラホラ出てきますが、ネトゲのサービス終了と共に会えなくなったこの人は今何をしているのでしょう。

リアルの悩みをネトゲ仲間に相談

電話番号とメアドのメモをもらった森子は自宅で抱き枕を抱えて悩んでいました。その後の経過を連絡すべきか否か。

治療費を出してもらったこともあるので、お礼とその後問題ないですという連絡くらいはしておいた方がいいとは思いますが…。

ネトゲでカンベとライラックとヒメラルダに相談してみると、カンベは「心配をかけさせたままはよくない。相手の気持ちを考えたら報告くらいはしておくべき」と至極まっとうな反応です。

もちろん林は男ということになっているので「曲がり角で女の子とぶつかって…」と性別を逆にしての相談です。

ライラックとヒメラルダは「運命だよ!」「あわよくばよ!」と勝手に恋バナとして盛り上がっていました。分かるw

ここにリリィさんがいなくて良かったあ。いたら完全一致でバレバレでした。

仲間のアドバイスもあり意を決して桜井さんにメールする森子。誰かにメールするなんて久しぶりでおっくうになっているようです。

お詫びに食事に誘われた森子

メールの返事で森子は桜井さんにお詫びとして食事に誘われます。それも3人に相談しますが森子としてはコンビニに行くのもめんどくさいのに…と及び腰になっていました。

桜井さんはイケメンで、それに対して自分のボサボサな気の抜けた姿を見た森子は自己嫌悪に陥ります。

髪や眉をちゃんと整えてお化粧しておしゃれしたら森子は美人なんだし、自信を持っていいと思うのですがそう簡単にはいかないのが女心。

森子はいったん考えることをやめてネトゲに集中します。いつもの木の上でぼんやりしているとリリィさんが現れました。

シブリ映画のように上から木の枝にぶらさがって登場して林をびっくりさせるおちゃめなリリィさん。笑顔が眩しくて神々しいくらいです。

リリィさんは今までリアルで愚痴を言う場所もあまりなく、ネトゲでもせっかく皆が楽しく遊んでいるところでは水を差したくなくてずっとひとりで抱えてきました。

でも今はこうやって林さんが一緒です、と優しい笑みを浮かべるリリィさん。

「2人だけの秘密ですからね」

時々弱音を聞いてもらう代わりに林さんももっと私を頼ってくださいね、と微笑みかけてくれるリリィさんは愛らしくて温かくて天使そのもの。

森子と一緒に私もなんだかじーんとしてしまいました。

まとめ

ギルドメンバーに相談しちゃったらリリィさんにも筒抜けになってバレちゃわない!?とひとりでソワソワしてしまった第2話でした。

こうやってネトゲ内でリアルの話題を出していくうちに何かが繋がっていくんじゃ…?とドキドキします。そのドキドキが最高に楽しい!

結局食事のお誘いには丁寧なお断りメールを深夜の2時に送信してしまい、やっちまったー!とジタバタする森子。一瞬写ったメールの文面が森子の真面目な人柄を表しているようで、思わず止めて全文を読んでしまいました。

私が森子だったらやっぱり同じように食事は遠慮しちゃうだろうな。治療費を払ってくれただけで十分です。というかこのご時世だしOKする女性ってかなり少数なんじゃないかな。

自らフラグを折っちゃった森子が、この後どうやってリアルで桜井さんと交流を持つのかすごく気になります。全10話だそうなのでいつごろリリィさんにバレるのかも。

リリィさんは完全に林を堕としにきているようで、男の林に対するリリィさんの気持ちやその真意も気になるところです。

3話も楽しみです。

【キュンキュンする】ネト充のススメ3話 感想

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