【リア充へ】ネト充のススメ6話 感想

ネト充のススメ

ネト充のススメ6話の感想です。

ドラマチックな再会から桜井さんとデート、なのに桜井さんは自ら身を引く気配、さらにはノリノリの小岩井さんとデートというジェットコースターのような急展開にハラハラドキドキの第6話です。

そっちでいいのか森子よ!と力説したくなりつつも小岩井さんが妙に魅力的に見えてきたり。リアルパートが中心の、男2女1という王道ラブストーリーな展開でした。

リアルパートを見るにつれ、ネト充のススメっていつドラマ化されてもおかしくない作品だなと思ってしまいますね。

5話の感想はこちら。

【黒幕だった】ネト充のススメ5話 感想

※ネタバレ注意です。

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そんなに俺に会いたかった?

息を切らせてかけつけた桜井さんに声をかけられた森子。思わぬ人の登場に驚いていると、ちょうどそこへ小岩井から電話がかかってきます。

「小岩井さんからですか?」

桜井さんの口から突然小岩井という名前が出てきて、森子はようやくここで桜井さんが小岩井の会社の後輩であることを知りました。

森子が電話に出ると今大阪出張中だと告げる小岩井。どうやら森子が飲みに行く日を1日勘違いしていたようです。

なーんだ。小岩井が仕組んだというわけではないんですね。森子がニート生活で曜日感覚がなくなっていたというオチなのでした。

「そんなに俺に会いたかった?」

イケボでささやく小岩井。森子のそばに桜井さんがいることを知ると、スマホをスピーカーにして桜井に渡すように森子に頼みます。

「もりもりちゃん超かわいくなってる?」

ニヤつきながら桜井に問う小岩井の声は、スピーカーにしているので当然森子にも聞こえていました。恥ずかしくなって顔を覆ってその場しゃがみこんでしまう森子。

こんな聞き方されたら桜井さんだって「かわいい」って言うしかないというね。それを言わせるのが目的だったのかな?

しゃがみこんだ森子に合せてひざまづくように屈んだ桜井さんは、真剣な表情で口を開きました。

「今ここに小岩井さんがいなくて良かったと思うくらい超かわいいですよ」

なんですかこれー!ほぼほぼ告白じゃないですか。電話ごしに聞いている小岩井にではなく、まっすぐ森子の目を見て言っているあたりがニヤニヤしちゃいます。

これは確かに恥ずか死んじゃいますね。

桜井さんとデート

「もっと自信を持って下さい。森岡さんは自分で思っている以上に…」

続く言葉を期待していると、桜井さんは何を思ったか誤魔化してしまいました。

「森岡さんは自分で思っている以上に、小岩井さん好みだと思います」

うわあどうしてそれ言った!?「盛岡さんは自分で思っている以上に綺麗ですよ」とかでよかったんじゃないの??

出しゃばるのは小岩井に悪いと思ったのか、おしゃれして綺麗になった森子が小岩井に好意を持っていると感じたのか。何かが桜井さんを引き留めたようでした。

すると電話をスピーカーから切り替えさせ、小岩井はこっそり森子に「今日は桜井と2人で楽しんでよ」と頼みます。

さりげなく、以前桜井さんのお誘いを森子が断った時に桜井さんが凹んでいたことも教えてあげました。

こういうところを見ていると小岩井はやっぱり桜井さんを応援しているように思えてきます。言動がチャラいだけに、どうにも本音が読みづらい男です。

森子の誘いで居酒屋でデートする2人。とりあえず乾杯する声と手がどちらもぎこちないのが、桜井さんと森子の不器用さを物語っていました。

桜井さんは小岩井からデートの日程を聞いていて、今日は偶然仕事帰りに森子を見かけて声をかけたということにしました。本当はネトゲでの林との会話で気づいたのですが、当然そんなことは言えません。

森子はぶつかって迷惑をかけた時のことを改めて謝罪します。桜井さんはクリスマスのコンビニで初めて会ったことを森子に話しました。森子はあのチキン争奪戦のことを忘れていたんですね。これはちょっと恥ずかしい。

桜井さんとの居酒屋デートは楽しくて、つい飲み過ぎてしまった森子。お水を買ってくれた桜井さんは思いきって口を開きました。

「俺のわがまま聞いてもらっていいですか」

本当ならタクシーに乗ってバイバイのところ「酔いさましに少し歩きませんか?」と言った桜井さん。わがままとか言ってますが、森子にとっても外の空気を吸った方が気分がよくなるでしょうし、桜井さんの思いやりを感じます。

楽しく働けず退職した森子

気を遣ってもらったことにお礼を言う森子。

「森岡さんは本当に真面目で優しい人なんですね」

笑顔で返す桜井さんの言葉に、森子はふと既視感を覚えました。どこかで聞いた言葉。リリィさんが言っていた言葉と同じですが森子はそこまでは気づいていません。ああもうもどかしいようなハラハラするような。

「いいなあ。私も小岩井さんみたいな先輩や桜井さんみたいな同僚と同じ職場だったら、もう少し楽しく働けたのかな」

森子のひとりごとのようなつぶやきは、退職した会社での暗い過去を感じさせるのでした。

やはり職場の人間関係が退職の理由なのでしょうか。深夜までひとりで働いて、電話口で思わず涙が出てしまうほど追いつめられていた過去の森子。

仕事がハードでも人間関係が良好ならまだ乗り切れることもありますが、両方ダメだと心身共に摩耗するいっぽうです。壊れる前に退職して正解でしたね。

楽しく働くなんて難しい職場環境にあった森子が、今ネトゲ三昧でリフレッシュできているのは心にも体にも良いことなのではないでしょうか。

それは言葉にしてはいけない!

「楽しみだな、明日」

髪も切って引かれたりしないかとか、ちゃんと話せるかなとかいろいろと不安だった森子は、桜井さんの前で小岩井とのデートが楽しみだと笑顔で語ります。

桜井さんごしに見える小岩井と、自分が思っていた小岩井がそんなに変わらないことに安堵したのでしょう。でもそれは桜井さんにはキツい言葉です。森子はまっっったく何も感じていないようですが…。

案の定、桜井さんは急に「頑張ってくださいね」と森子の背中を押すように励ましてしまいました。森子を送り届けたあと「明日のデートにはついて行かない」と小岩井に断りの電話も入れた桜井さん。

硬めの少し揺れる声が、あきらめと決意を表しているようで切ないです。

小岩井は何かあったんだろうといぶかしがり、あんなにストーカーみたいなことをしてまで森子に会いたがっていたのにと禁句を口にします。

「ソレハコトバニシテハイケナイ!」

なぜかカタコトになって言い返す桜井さん。こういう小ネタをいきなりぶっこんでくるから楽しいですw

「本当にいいのか?」

小岩井にマジモードなイケボで言われても、どこかすっきりしたかのように「行きません」ときっぱり。なのに表情はやはり曇っていました。

(盛岡さんが俺と会う理由はもうない。俺の出番はこれで終わりだ…)

伏し目がちな桜井さんの表情が切ないです。桜井さんは考えすぎて1歩踏み出せない不器用な性格なのでしょう。ネガティブ入っちゃって、もう小岩井に譲る気満々という雰囲気です。

会社の先輩で友人でもある小岩井さんが気に入っている女性で、その女性のほうも憎からず小岩井を想っているような雰囲気だから、自分が身を引くしかないと判断したのかもしれません。

散歩しながら家まで送ってくれて、きちんと車道側を歩いてくれるとかこういうのは女性としては地味に嬉しいものです。

積極的でガンガン女性をリードするタイプの小岩井も素敵ですが、優しく真面目で紳士的な桜井さんの好感度はかなり高いです。

だからあきらめずに頑張って!と言いたいのですが、桜井さんはもうやさぐれてあきらめモード全開。逆にここからどうやって森子とリア充になるのか謎です。ボヤボヤしている間に森子を小岩井にとられちゃうよ~。

小岩井さんとデート

翌日、大阪出張から帰ってきて昼過ぎに森子に電話する小岩井。森子は昨日の桜井さんとのデートのお酒が残っているのか、まだ寝ているところでした。

時間を前倒しにして16時40分(はやっ)に待ち合わせ場所に向かう森子。昨日と同じ服装ではなく、紺の細身のパンツに白いセーター、ライトブランのジャケットというカジュアルな服装です。これはこれで清潔感があって似合っています。

小岩井もさりげに車道側を歩いてくれたり、素敵なお店を予約してくれていたりとスマートにエスコートしてくれて、森子は久しぶりに女性扱いされる感覚に戸惑っていました。

女性が好むような外観のこじんまりとした隠れ家風のイタリアンレストランとか、昨日のチェーン店の居酒屋とは差がつきますね。でもこれは仕方ありません。桜井さんとは急なデートだったんですから。

ワインを空けて楽しくデートする2人。小岩井から、桜井さんが森子を女性として意識していると聞かされた森子は笑ってやんわり否定しました。

森子は30歳、小岩井さんは32歳、桜井さんは28歳。

森子は自分が桜井さんに意識されるような人間じゃないと思い込んでいるようです。

小岩井もゲームをするらしく、そこでも桜井さんの話題になります。ゲームがかなり強いらしい桜井さんに森子は「桜井さんってゲームやらなさそうなのに」と意外そうでした。

いやいやあなたほぼ毎日会ってますから。相方として一緒に戦ってますから。リリィさんは廃課金者でレベルも130とかでなので、相当なやりこみ勢なのです。

ネトゲの楽しさを力説

森子はほろ酔いで今やっているネトゲについて語りはじめます。

いろんな敵キャラがいること、自分のキャラクターの服や武器を自由に選べること、知らない人同士でも仲良くおしゃべりして協力しあえること。

いつになく饒舌な森子に、小岩井は本気モードの良い声で告げました。

「ホント綺麗になったよ。好きだよ、それ」

小岩井さんが無駄にイケボなのがずるい。キメどころではキメてくるタイプのチャラ男です。森子は小岩井の「好きだ」という言葉は髪型のことで、全面的にお世辞だと分かっていてもドキッとしてしまいました。

髪型だけでなく、森子がデートのために一生懸命おしゃれして頑張ってくれたことが嬉しいと言う小岩井。あのままのもっさりした姿で現れたら感性を疑うと爆笑しています。

確かに眉毛が3本は整えたほうがいいですね。高校ジャージもやめて正解でしょう。

トイレに立った小岩井が戻ってくると、森子がメニューを抱きしめて眠っていました。無防備な森子はかわいいですがこれは危険です。

いくら小岩井がいい人そうだからといっても実際に会うのはこれで2度目。森子としては2日連続で緊張の中久しぶりに男性と2人きりで食事して、疲労がたまっていたのかもしれません。

真っ青になる桜井さん

案の定、森子の居眠り姿を写真に撮って桜井さんに送信する小岩井。「ノーガード!このまま家に連れて帰っちゃってもいいかな」という意味深メッセージも付けていました。煽ってる煽ってる!

ネトゲしていても上の空でミス連発の桜井さんは、届いた写真を見て真っ青になってしまいます。慌てて小岩井さんの家までダッシュで向かう桜井さん。激しく汗だくです。

その必死な様子に嬉しそうにからかう小岩井ですが、もちろんあの後ちゃんと森子を家まで送り届けていました。

「焦っちゃった?」

「別に。ジョークだと分かっていましたけど念のため」

にやつく小岩井に「2人がどうなっても俺には関係ないです」と桜井さんはあくまでもクールぶりました。でも小岩井はすべてお見通しです。

いっぽう森子は、帰宅後メイクを落としながら昨日と今日のデートがミラクルイベントだったと思い出しては赤面しています。

「この2日間で一生分の男性運を使いきった気がする」

いつも通りにPCの前に座りネトゲにログインした森子は「このポジションが一番落ち着く」と心底嬉しそうです。

そこへリリィさんもログインしてきました。

「飲み会楽しかったですか?」

「はい!」

嬉しそうな林を画面越しに見る桜井さんは「良かったですね森岡さん」と寂しそうにつぶやくしかありませんでした。

まとめ

あきらめるの!?

もうもうじれったくてジタバタしてしまいます。桜井さんはここからどうやって逆転するのでしょう。まさかのこのまま小岩井ルートじゃないでしょうし、次なる展開の予想がまったく付きません。

5話までは、もしかすると小岩井はフリドメールをすでにやっているのかもしれないと思っていましたが、森子への反応からはどうやら違うみたいです。

小岩井のことだから、実際に自分もプレイしていたらあの場で森子に言うでしょうからね。

となると小岩井はリアルパートだけの出演なのかな。森子に聞いて興味が出てフリドメールをやり始めるとかでしょうか。

ところで大阪出張中の小岩井さんの背後にある道頓堀の雑なグリコの万歳がじわじわきました。グリコってあんなんでしたっけw

カンベの中の人・藤本くんと桜井さんも、リアルでさりげなく出会いました。この2人はリアルで会ったことはなくネトゲだけの交流のようです。

森子のためにお水を買ったコンビニで、またもリアルとネトゲの世界が交錯しました。あのコンビニすごい。

予告がまた意味深で情報もりだくさんでプチパニックです。

新キャラのような水色の長髪の女性キャラ、ぽこたろうさんの友達のnicoさん、リリィさんの謎のバニーコスプレ、リアルかネトゲか分かりませんがブラウンの髪の綺麗な女性、森子が昔やっていたネトゲキャラ再登場etc…

林が木の上で「どう説明すればいいのか」とかどういうことなのでしょう。まさかネナベであるとリリィさんに告白しちゃうのかな。

まあもうバレているし、言ったところで問題はないでしょう。逆にリリィさんが男性で桜井さんだとバラす時の森子の衝撃が一番大きいはずです。

桜井さんがネガティブモードで、リアルパートがリア充方面に動きそうにないのですが、あと4話で収まりますかね。本当に全部まるくおさまる??大丈夫かな…心配になってきました。

気になりすぎて今すぐ7話が見たいです。早く来週になあれ。

【ご乱心】ネト充のススメ7話 感想

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