【うたプリ4期】レジェンドスター全話感想【13話最終回更新】

うたの☆プリンスさまっ♪ マジLOVEレジェンドスターの全話感想文です。

感想を各話ずつ全話分、放送後に少しずつ追記していきます。完全な個人ブログですので見解の相違など生暖かい目で見ていただけると嬉しいです。

2011年に始まったうたプリもとうとう4期までやってきました。うたプリのヒットによって、いわゆるアイドルアニメ、それも声優さんのリアルライブを想定したアニメというものが業界でその地位を築いたという噂もあるくらいの有名な作品です。

SSSのOPアーティストをかけて、スターリッシュとカルテットナイトが対決という形になったアニメ3期。しかし人数の増えたヘブンズが乱入しエントリーライブの結果を待たずに途中で終了、続く4期を楽しみに待っていました。

もくじの各話をタップorクリックするとスーッとその話数の個別感想に飛べます。

※ネタバレ注意です。

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1話の感想 夢を歌へと…!

お約束の謎多きOPにうたプリが始まったなーと実感。1話は春ちゃんを中心に各メンバー1人1人の軽いセクハラ、じゃなくて絡みありでまたもニヤニヤしながら見ていました。トキヤが一番力持ち。

18人それぞれの春ちゃんの呼び方が違っていて興味深いですね。七海呼びする人、春歌呼びする人、春ちゃん呼びする人、後輩ちゃん呼びする人(約1名のみ)など各々の性格が出ているような気がします。

気になるSSSのOPアーティスト選考結果は、先輩組のカルテットナイトになりました。ヘブンズはエントリーなしの乱入だったため審査対象外。

ところが嶺二がカルテットナイトの辞退を告げ急展開に。ライブの観客の反応もパフォーマンスも3組ともに同レベルだったため、再びこの3組で決選ライブをすることになりました。

嶺二のこの提案によってアニメの中でもツイッターがザワついていましたが、アカウント名が「社畜@風邪でダウン」っていう人がいて、どこの世界も辛いのね…としんみり。私も社畜です。

3組の曲を春ちゃんが作ることになりますが「やっぱり私たちはスターリッシュを応援したいよね」と友ちゃん。何やら4期の核心を突かれたようでちょっとドキリとしてしまいます。

春ちゃん達としては、学生時代からお互いに切磋琢磨してきた関係のスターリッシュに思い入れが傾くのは当然のことでしょう。

ですが今は仕事として3組に平等に曲を提供しなければいけません。思えば遠くまで来てしまった…と遠い目をする春ちゃんの気持ち。胸中は複雑なのではないでしょうか。

私はスターリッシュの私服は好きというわけではな…ゴニョゴニョ…なんですが、それに対して春ちゃんは私服も女の子らしくてかわいいから見ていて楽しいです。

何気にスタイルも良いし。1話のドレスアップした春ちゃんもセクシーでした。

2話の感想 KIZUNA

ん?いきなりのカルテットナイト同棲、じゃなくて共同生活とは。軽くパニくる私を置き去りにして始まったレジェンドスター2話。あ、カルテットナイトの単独ライブが決定しました!すごいよすごいよ~またチケット争奪戦の予感。

4人で一緒に暮らすという提案は嶺二によるもの。絆を深めようという試みですが、蘭丸・カミュ・藍の3人は当然大反対します。

超お高そうな高層マンションの一室です。エンディングで嶺二がソファでうたた寝する蘭丸に毛布をかけてあげていたのはこの部屋なんですね。納得。

とはいえ。いい大人男4人が仕事も私生活も一緒、部屋は別とはいえ同居となるとぶつかることや不都合なこともあるでしょう。

案の定、蘭丸とカミュはバナナと角砂糖で一触即発の事態に陥る(超訳)など険悪なムードに。「バナナに謝れ」という蘭丸のセリフは笑うとこですよね?

いつになくシリアスな表情の嶺二は、カルナイは4人の個性が強すぎてグループとしての絆を深めないと今の状態では他の2グル―プに勝てないと考えていました。

結局龍也さんからの喝もあり、嶺二のこれまでの言動や信頼が実を結びカルテットナイトは雨ふって地固まる。4人の結束が固まり全国ツアーへと旅立つことになりました。

なるほど、これで先輩組はしばらく出演なあしでも違和感がなくなりますね。それにこのまま4人は同居することになったんですよね?こーれーは、お姉さまたちがいろいろと捗る展開です。

一方、スターリッシュとヘブンズからは各グループ1人ずつ選出してデュエットを組むという音楽プロジェクトが発足します。

お互いを高めあうという目的ですが、メディア対策としてもライバル同士のデュエットとなると注目度も高くて、決選ライブに向けての盛り上げには効果的に違いありません。

ヘブンズの方の個別メンバーの性格やら傾向の紹介としてはちょうどいいんじゃないでしょうか。どんな子たちなのか、特に+4人はまだまだ未知なる存在ですしね。

というわけで3話はデュエットプロジェクト一発目、一ノ瀬トキヤと鳳瑛二のお当番回です。

3話の感想 Mighty Aura

デュエットプロジェクト一発目はトキヤと瑛二。

いきなりの美声と歌声にビビるも、それに共鳴するように歌い出すトキヤ。「この2人すっごい歌うまいなあ」という小学生の作文のような、いえ初心にかえったような感想しか出てこない圧巻のハモりと歌声に鳥肌。

トキヤの中の人である宮野さんが歌唱力(強)なのは言うまでもありませんが、瑛二の中の人である内田雄馬さんもすっごくお上手。これはいい組み合わせだ。

しかも瑛二くん超いい子じゃないですか。なんでしょうこの好感度。こんな最上級の隠し玉をずっと隠してたとかどういうことなんだレイジングエンターテイメント。

デュエットプロジェクトに対してもトキヤに対しても、誠実で礼儀正しくてマジメで穏やか。速攻で歌やダンスを覚えたりとポテンシャルも高く仕事にも真摯な態度で取り組みます。

ぐんぐん上がる好感度。もはや好感しかない瑛二くん。あまりにも好ましい青年っぷりに、ヘブンズのトップバッターがどんな奇襲をかけてくるかとハラハラしていた私もびっくりです。いい子だよ~好き。

前半ですでにいい子っぷりが際立っていたから、後半まさかの腹黒展開とかあるかと思いきや、そのままのいい子で好感度は上昇に次ぐ上昇。

ビジュアルも公式によると「一見アイドルらしからぬ素朴な雰囲気」とありますがなんのなんの。優しいイケメンって感じで私はビジュアルごと気に入りました。キメキメの子もいいですが、こういう落ち着いた感じの子の方がモテますよね実際には。

トキヤのお相手が瑛二で良かったと心から思います。トキヤも最初から瑛二との相性の良さを実感しているようで、この組み合わせは「もらった」って感じですね。

ところがトキヤはそんな瑛二を見て焦燥感を覚えます。スターリッシュもこのままではヘブンズに喰われてしまうのではないか。不安や焦りの中でトキヤの脱退までもがマスコミで流れたりと荒れはじめます。

レイジング鳳氏のあごクイにも動じず「世界にはスターリッシュで行く」と宣言するトキヤの頼もしいこと。

トキヤの焦燥感や強い思いは最終的にはスターリッシュの皆にも伝わり、改めて各々が覚悟を決めるという流れにまとまりました。

違うグループのメンバーとデュエットすることによって刺激を受け、アイドルとしての意識や在り方や覚悟、歌やダンスなどのパフォーマンスに対する捉え方や表現について、グループに戻った時にメンバーみんなに落とし込んでまた全員の成長を促す。

組織やグループに常に新鮮な血流をもたらすという意味でも、このデュエットプロジェクトは開催して正解ということになりそうですね。

ところでスターリッシュサイドはそうでしたが、ヘブンズサイドはどうなのでしょう。描かれませんがきっとスターリッシュと同じと考えて良いのでしょうか。

弟である瑛二への瑛一の態度が甘くてニヤニヤ。お兄さんがあんな感じで弟がこんなにいい子だったら鳳家はさぞや楽しかろう。

蛇足)トキヤと瑛二が歌いながら空を飛ぶといううたプリ恒例の様子がおかしいシーンなんですが、着ていた服が脱げていたように見えたのは気のせいでしょうか。気圧と気流の影響かな。

4話の感想 JUSTICE IMPULSE

デュエットプロジェクト第二弾は翔と大和。

前回の瑛二があまりに好青年だったのに対して、大和は態度がよろしくなくて感じが悪いところからのスタートです。

お兄さんである日向先生の名前を出した途端にお腹にグーパンを決めるような手の早さに唖然。そこ普通ヘブンズのスタッフがすっ飛んできて咎めるなり制するなりするところのはずが、春ちゃんが飛んでくるという始末。

不穏な雰囲気ですが、大和はお兄さんへの対抗心からヘブンズに加入したという背景があるようです。強度な間違ったブラコンってやつですかね。それだけ兄を意識していると言うことは大好きの裏返しでもあります。

実家にも顔を出していないようで、こんなに尖っていってヘブンズの中でもうまくやっていけてるのかなと心配になるレベル。

しかし歌やダンスの能力はさすがに高いようで、要するに今まではその才能によってこの言動はうまくカバーされてきたのでしょう。アイドルというものよりもお兄さんに固執してがんじがらめになっている大和。

翔ちゃんはそんな相手と組むことになっても腐らずに熱意をもって接します。いい子だなあ。

さらにマッスフファイトでは大和と1対1の勝負に持ち込んで、アイドルとは如何なる存在なのかを大和に突きつけました。

みんなを笑顔にしてその笑顔を背負って歌えるやつがアイドル。

キャーキャー言われてのぼせ上がっているだけのアイドルなんて、厳しい芸能界ではすぐに消えてしまうのでしょう。スターリッシュもここまで来るのにトレーニングや努力や葛藤を重ね、それはそれはいろんなことが(3期ぶんも)ありました。

2話で「アイドルなめんな!」とカルテットナイトの3人に喝を入れた龍也先生と翔ちゃんがかぶって見える…と感動していたら、大和にも翔のことが兄貴と重なって見えていました。

翔ちゃんの熱い想いに触れて大和にも少し変化があったようですし、大和はまだまだこれからというところでしょう。

案外大和って自分が認めた人には懐いていくスタイルとかだったりして。だとしたら翔ちゃんのガチンコでぶつかっていく裏表のない性格からしてもすごく仲良くなれそう。

あとは翔ちゃんの将来がちょっと見えたような気もしました。もしかして5年、10年先にアイドル活動をしながら龍也さんのように学園の先生になるんじゃないかな。世話好きっぽいし後輩にも慕われそうだし向いてそうです。

いつも翔ちゃんのそばにいて見守っている那月も安定でした。1話の移動中のロケバスで2人がお互いにもたれかかって寄り添って眠っていたのを私は見逃さなかった。

5話の感想 Visible Elf

デュエットプロジェクト第三弾はセシルとシオン回。

前回がとても健康的だったのに対して、今回はシオンが第一声からひどい中二病をわずらっていらっしゃるご様子。こじらせ系だったんですねシオンさん。

ですがそんな難しいお相手にもセシルはまったく動じず、むしろフィーリングバッチリだと思っているようです。セシルはどんな時でもポジティブなのが救い。

春ちゃんはかわいそうに「お二人の話していることがあまり理解できませんでした…」とか凹んじゃってます。大丈夫!私もちっともわからないよ(笑)落ち込まないで~。

練習でもいろいろと提案したり、シオンの世話を焼いたりと相変わらず王子様なセシル。シオンはセシルへの態度が悪いというよりは、確固たる自分の世界があってこだわりが強いだけ?なのかな。

ヘブンズのためならというグループを思う気持ちはあるようなので、もしかしてこの子はこじらせ不器用なだけなのかもしれません。

笑顔を見せたり甘えたりとヘブンズのグループ内ではこのキャラでもうまくいっているようです。ヘブンズはヘブンズでちゃんとまとまっているんですね。

クローゼットに隠れるとか子供みたいですが、ヘブンズのメンバーはそんなシオン大好きなようで「うちの子に何をした!」とばかりにスターリッシュの宿舎に乗り込んできたりと親バカを発揮。

セシルはカミュに相談して「シオンの居場所」というキーワードに辿り着きました。カミュはEDでもセシルとお茶していて、今回も何気に良いアドバイスを送ったりとセシルにはちょっと甘めです。

曲をもらって春ちゃんにハグするセシル。わお、セシル役得。

誰よりもヘブンズのことを大切に想っているシオンの気持ちを汲んだセシル。セシルもスターリッシュに一番最後に入ったので、ヘブンズに最後に入ったシオンの気持ちがよく分かっています。

シオンはヘブンズのために歌う。セシルはスターリッシュのために歌う。

そんな着地点を見つけ、シオンはセシルのおかげで初めてヘブンズ以外の場所で歌い、ちょっとだけ外の世界を見て成長することができました。

それにしてもヘブンズは個性的なメンバー揃いですね。そんな中でやはりトキヤと組んだ瑛二くんのいい子っぷりが今回もキラリと光りました。

ヘブンズも結束が固くメンバー同士仲が良さそうで、シオンに対しても優しい態度で見守る姿勢ができていたのはとても好印象でした。

グループにこういうめんどくさいタイプの子がいたら、イラッとして仲間外れにしようとするメンバーが出てきてもおかしくないはず。

やはりそのあたりはレイジングエンターテイメントのタレント教育のたまものでしょうか。

6話の感想 Lovely Eyes

デュエットプロジェクト第4弾はレン様とヴァン回。

こじらせまくりの前回シオンに対して、ヴァンは思ったことを遠慮なく口にする自分に正直な性格の持ち主のようです。もうちょっとかっこつけた感じを想像していたので意外でした。

ヴァンの「はーちゃん」の言い方が想像と違っていて思わず吹いてしまいました(笑)すみません。

ヘブンズの年長者にしてあれは生粋の(?)関西弁なのでしょうか。関西弁ってもっとやわらかいイメージがありますが、どことなく江戸っ子を思わせるようなパリッとした話し方ですね。

ヴァンはレンと偶然にも2時間ドラマでも対決することになりますが、最初の棒読みにはびっくり。本番に向けて調子を上げてくるタイプの役者なんですね。

ムードメーカーとまではいかなくても、その裏表のない性格からスタッフや監督などまわりにも愛されるタイプのヴァン。

対するレン様は、相変わらずの麗しさと優雅さで変わらない魅力を見せつけてくれました。なんでもソツなくこなすし余裕があり、ザ・大人の男という感じで紳士的なところも相変わらず。

レンがドラマ風と炎の撮影で、一万円札を大量にばさっと振り払うシーンとか似合いすぎてました。あと髪を後ろで縛るのも似合う!こんな弁護士いるんだろうか。

春ちゃんに対しても大切な女性として丁重に扱いますが、春ちゃんに親しげに近づくヴァンの前にさっと立ちはだかったり、ヴァンが春ちゃんの手をとって頬にスリスリ(!)したとき机をバンッてして立ち上がったところに、レン様の男っぷりを感じました。

レンがイライラしたりやきもちというか危機感を抱く姿は新鮮でいいな。

4期6話目にしてうたプリの初期に戻ったというか、1人の女の子を男2人がとりあうという恋愛要素が分かりやすくてレン様人気もさらに上昇したんじゃないでしょうか。

ヴァンとレンにW壁ドンされようが、いつものようにきょとんとしていてまったく動じない春ちゃんがやっぱりすごいです。プリンス達の奇行にはもう慣れたのかな。

ヴァンはその性格から春ちゃんへの告白もド直球。スターリッシュの皆がお互いに遠慮していそうなところを、部外者だからできることなのかズバッと言ってきました。

春ちゃんの返事は「音楽のことしか考えられない」というものでしたが、春ちゃんの立ち位置的にはこれが一番の回答だなと思います。

誰のものにもならない、誰にも手に入らない存在というポジションが一番おいしいと思うの。

今回一番ぐっときたのはレン様が「レディは先に行ってて」と春ちゃんをヴァンから遠ざけた時、心配そうな春ちゃんにもう一度言った「行ってて」のセリフ。

優しいけどちょっと強めのあの言い方。やはりレン様は最高だった。何回かリピートしたことをここに告白しておきます。

7話の感想 Grown Empathy

デュエットプロジェクト第5弾は那月とナギ回。

いつも笑顔で穏やかな那月ですが、忘れちゃいけない彼にはもうひとつの人格が眠っているのでした。ピヨちゃんシールを貼る那月とはまったく違う性格の砂月。

そんな那月(&砂月)と組むのは、少年のような可愛らしい顔立ちとは裏腹な性格の強気なナギです。

ナギは頭脳明晰で容姿を含めた自分の価値をよく分かっているぶん、他人のこともそのキャラクターや出で立ちなどよく見ています。

那月の中のもうひとりの存在(砂月)にも薄々勘付いていくのも、ただの可愛い子ではないと言うことの表れ。

ナギの態度を知って那月を守ろうと出てくる砂月。那月が辛い思いをするからアイドルを辞めるとまで言いだします。

テレビ番組で、笑顔が人を幸せにすると語る那月がかっこよかった。アイドルをやる理由なんて人それぞれでしょうが、めぐりめぐって幸せを運んでくるからといつも笑顔で頑張る那月に砂月も感銘を受けています。

ラストは那月と砂月が話をして、お互いに納得の上で那月がデュエットプログラムに参加します。こうやって少しずつ那月の中の砂月が那月と融合していって、やがてはひとつの人格になっていくのでしょう。

そういう意味でもまだまだ那月の可能性は無限大ということです。砂月が全裸なのはつっこまない方向で。

ヘブンズの良心である瑛二にたしなめられて、那月への態度を軟化させるナギ。人の心を虜にできる仕事としてアイドルを選んだナギのことだから、那月の笑顔の解釈とどこか似た部分があるのかもしれません。

自分のことは棚に上げて大真面目に「辞めるなんて軽々しく言わないでください」とか言っちゃうトキヤには思わず吹き出してしまいました。

8話の感想 Lasting Oneness

デュエットプロジェクト第6弾は真斗と皇綺羅回。

由緒ある家柄なのは2人に共通点のようで、どこか雰囲気も似ている真斗と綺羅。音楽活動への理解のある綺羅に対して真斗は少し寂しげです。

そんな折真斗の父親が倒れたと連絡があり、ヘリで京都の実家に帰る真斗。待ちうけていた使用人の数といい、知ってたけど日本有数のお金持ちなんですよね聖川財閥は。

アイドル活動をやめて実家を継ぐと信じきっている使用人たち。真斗はもともとは1年限定で早乙女学院に入学したのが期限はとっくに過ぎています。

伝統ある由緒正しいお家柄と長男問題。これ以上スターリッシュの存在が大きくなる前に戻ってくるように厳しい言葉を投げかけてくるお父さん。

確かに抜けるなら早い方がいいですが、真斗の気持ちややりたいことは決して優先されないのは立派な家に生まれついた宿命。

結論を先延ばしにしてしまい、自分の言葉で話すことができない真斗。真斗との気持ちがひとつになっていないと語る綺羅の目には、真斗の中には迷いがあり覚悟がないと映っていました。

1年の猶予の後にお父さんに自ら連絡せずに決断を下すことから逃げてきた真斗。レンが真斗にはっきり言えるのは。これまでの真斗と共に過ごした時間があり絆があるから。

4期まで見てきて真斗とレンの2人のコンビもすごく好きだなあ。

実は綺羅も最初から父親が後押ししてくれていたわけではありませんでした。猛反対していた父親に直接ぶつかってもぎとった自由だったんですね。

父親と直接対決で聖川家の当主ではなく、スターリッシュと一緒に音楽の道を進み続けると宣言する真斗。

たとえ多くの使用人に恨まれても、その罪を背負い続ける覚悟ができている。真斗の本気の音楽に魅入る使用人たち。親子の縁を切るといわれても意思を曲げない真斗に、お父さんは勘当という愛の形で送り出しました。

お父さんも具合が悪い中、強い気持ちで長男を送り出したんですよね…。中途半端になるよりは使用人たちも納得するでしょうしこれでよかったのかも。

ちょっとほろ苦い結末になってしまいましたが、真斗の覚悟やそれを支えたレンや綺羅の存在がぴりりと効いていて、あの場に一緒にいてくれてよかったと思いました。

9話の感想 Next Door

デュエットプロジェクト第7弾は音也と瑛一。

ここまでの流れをぶったぎるような音也鬱回にびっくりした第9話。ん?ここで終わり!?それとも10話に続く感じなのでしょうか。

いつも明るく笑顔の音也の思わぬ闇堕ちにハラハラしながら見てしまいました。

やる気みなぎる瑛一に若干引き気味ながらも、ひっぱられるように歌詞作りに専念する音也。作詞は瑛一と共同作業ではないんですね。

ずっと下を向いて考え込む音也に、先輩の嶺二も心配顔です。いつもの笑顔はどうしたと軽く声をかける嶺二にもつい棘のある口調で返してしまう音也。

笑ってないと俺らしくないってこと?

作詞に行き詰まり、人気アイドルグループのメンバーなのに変装もせずひとりでフラフラと街中を歩くなどあぶなっかしい音也は、自分らしさについて考え込んでしまいます。

難しいところですね、自分らしさって。

グループで活動する芸能人の場合、グループの人数が多ければ多いほど「らしさ」がないと埋もれてしまい、他の人気メンバーの影に隠れてしまう結果になってしまいます。

通常は各メンバーにそれぞれ被らないコンセプトを決め、まずはそれに沿って売り出そうと考えるのが事務所の方針となるのでしょう。

女性だったら例えば、この子は清楚系、この子はギャル系、この子はセクシー系、この子はロリ系みたいな感じで担当や路線を決め売り出そうとします。

その中で本人の努力や素質によってイメージが変わっていくこともあれば、テレビやイベントなどで思わぬ魅力を発揮して目立つようになったりと個性が出てくることもある。

4期まで見てきて、スターリッシュの所属しているシャイニング事務所は、そのあたりのコンセプトを決めずにむしろ各メンバーのポテンシャルを信じて本人に任せている風なので、メンバーそれぞれが自分のカラーやらしさを見出して確立していかなければいけません。

本当は音也の普段のごく自然な姿を見ているメンバーや周囲の人が感じるいつもの音也こそが、もっともナチュラルな「音也らしさ」になるのでしょう。

4期に至るまでの過程で音也は、七海やメンバーと一緒に過ごすことで自分の居場所を見つけ、アイドルとして歌う事でそのアイデンティティを確立させてきました。

音也のあの笑顔はその上で成り立っていたと思っていたのですが…えっ違うの??

お前の笑顔は偽物だ。何も失いたくないから笑顔の仮面をかぶっている。

停電した部屋で2人きりになり、生い立ちなどを含む過去を掘り返され若干洗脳のように追い込まれていく音也。

やばい、瑛一が稀代の催眠術師に見えてきた。う、うたプリ至上こんな鬱回ってありましたっけ?最後は完全に闇堕ちした音也の病んだ瞳からのデュエットソングでしたが…。

デュエットプロジェクトも最後ということもあり次回でちゃんと回収されるとは思いますが、なんとも後味の悪い胸が痛む9話でした。

ずっとお当番回は1人1話で完結してきたので今回もそうだと思っていましたが、ここでちょっと変えてきたうたプリ4期。

てっきり闇に引きずり落とされかけるもスターリッシュのメンバーや春ちゃんの支えがあって立ち直り、やっぱり歌うって最高だ!スターリッシュが自分の居場所だ!僕の笑顔は本物だ!みたいにまとまると思っていたのですが驚きです。

レイジング鳳の「成長など望んでいない。勝つためだけに呼吸して他者を圧倒し踏みつけ叩き潰せ。それがお前たちの存在意義だ」という極端なセリフも気になりました。

瑛一はこの父親の影響を確実に受けているでしょう。しかし社長とはいえ自分たちの懸命な努力をこんな風に言われて、ヘブンズのメンバーだってあまりいい気持ちはしないのでは。

ヘブンズの社長への反乱ももしかして今後ある?などと思わせる1シーンもあり不穏なままの9話でした。

10話はよ。音也しっかり!あなたの笑顔は本物だよ。

10話の感想 We believe you

9話があまりの音也闇堕ち回だったため、うたプリクラスタはみんなが心配する中ではじまった第10話。お当番回ではじめての2話にまたがるという思わぬ展開にハラハラしながら1週間待っていました。

デュエットソングは仕上がったものの行方不明になってしまった音也。できあがった曲だけが春ちゃんのもとに送られてきて、スターリッシュのメンバーも戸惑っています。

もう笑えない。スターリッシュにはいられない。

音也からの電話を受けたトキヤはまっさきに音也の異変に気づきますが打つ手がありません。

音也は昔、育ててくれたおばさんを病気で亡くしたことを自分のせいだと思っていました。

つらすぎる出来事だったため自分自身も気づかないような心の奥底にしまっていたことを、瑛一によって引きずり出された音也。

雨の中フラフラと彷徨っていると、スターリッシュの曲が流れてきます。街頭テレビで自分の曲に励まされる音也は、なんとか自分の中で自分の過去を整理しようと立ち上がりました。

幼いころにおばさんと約束したひまわり畑に向かう音也は、太陽のような笑顔で人を照らすというおばさんとの約束を果たそうと再び顔を上げます。

するとスターリッシュのメンバーも雨上がりのひまわり畑に駆け付けてくれました。

よ、良かったー!ちゃんと音也は過去の自分と向き合ってスターリッシュのメンバーとしてアイドルとしてまた、あのくったくのない朗らかな笑顔を見せてくれそうです。

スターリッシュの皆とのここまでの絆がありますからね。大切なおばさんは亡くなってしまいましたが、音也はもうひとりじゃありません。居場所となり守り守られる仲間がいます。

それにしても瑛一のそばにいる瑛二くんは今回もやっぱりとても好感度の高いいい子でした。仲は良さげですがまったく似てないこの兄弟。好感度の差がすごい…。

レイジング鳳社長の態度はヒールそのもので、この社長とヘブンズの関係も今後注視したいですね。

4期も10話まできましたが、4期の話数は全何話になるのでしょうか。うたプリは1期も2期も3期も全13話だったので4期も全13話だとするとあと3話で最終回です。

残り3話でSSSのOPアーティストをかけた決選ライブの決着をつけることになりますがどうなるんだろう…。ちょっと駆け足気味になるのかな。

1話で友ちゃんが「やっぱり私たちはスターリッシュを応援したいよね」と春ちゃんに言っていたように、スターリッシュの勝利となるのか。OPアーティストに1組しか出られないというのが辛いなー。

終わりが見えてくると次は5期あるか!?という期待が高まりますが、5期をやるとなるとスターリッシュで世界に出ていくくらいしかもうやることがないんじゃないかなという気もします。

好きなコンテンツだからずっと続いてほしいのですが…。まずは最終回まで温かく応援したいと思います。

11話の感想 未来、夢、ありがとう…そして!

季節的にひまわりは咲いていませんが、おばさんとの約束の地でようやく瞳に光が戻った音也。

皆がそれぞれに過去を抱えて今を生きています。そのすべてを分かりあえるという訳ではありませんが、共有して支えあうことはできる。

この先何があってもスターリッシュのメンバーなら乗り越えていける。そう感じる7人の気持ちは同じです。

永遠なんてない。

だけどだからこそ、永遠じゃないからこそ今という時間を大切にしたい。それぞれ違う過去を持った者同士が今同じグループで共に過ごしていること。

今この時を、後悔しないように皆と生きていきたい。音也だけでなく、またスターリッシュ7人の気持ちがひとつになった瞬間に立ち会えました。

音也の笑顔はみんなを笑顔にする最高の笑顔でした。

いよいよSSSの決戦ライブに向けて気持ちをひとつにしてメンバー全員で一致団結したところで、春ちゃんが曲を用意していてくれています。春ちゃんはやはり優秀な作曲家であり、昔から一緒に頑張ってきた仲間でもあるんだな。

ヘブンズのほうもやる気にみなぎっていますが、こちらはレイジング鳳社長と何やら不穏な雰囲気になっていました。

つい忘れがちですが、レイジング鳳社長とシャイニング早乙女社長は昔競い合ったトップアイドル同士だったんですよね。今の姿が強烈すぎていつも忘れてしまいますが、2人とも昔の姿がかっこよすぎて驚きます。

レイジング鳳はクール系ですごくモテそう。シャイニング早乙女は元気で朗らかな感じでちょっと音也っぽいイメージ。2人とも文句なしのイケメンです。

2人はお互いに2000万枚近いセールスを叩きだした伝説のアイドル。しかしレイジング鳳のほうがわずかにセールスで下回ったまま引退したという過去の因縁がありました。

自分たちを仕返しの道具にしようとするレイジング鳳社長とぶつかるヘブンズのメンバーたち。こちらはなかなか深刻な事態になりそうです。

レイジング社長の差し金で取材やテレビ出演などもキャンセルが続くヘブンズは、芸能活動を閉ざされてしまいさすがに世間もマスコミも騒ぎ始めました。

内輪モメって一番根深そうで、相手が社長だとヘブンズは大変だろうな。権力を持っている人って怖い。所属するアイドルグループを私物化してしまうレイジング鳳社長。

この流れを聞きつけたスターリッシュの7人は、春ちゃんの作ったヘブンズの曲を持ってライバルの元へと向かいます。なぜか屋上から現れて一瞬でさっと消えるという、また突っ込みどころ満載の方法でライバルにエールを送ったスターリッシュ。

先輩たちももう練習がはじまっているということだし、決戦ライブには3グループ揃っての出演は叶いそうな雰囲気かな。

永遠なんてない、という音也の言葉が身に沁みた第11話。しかしだからこそ、今この時を輝く彼らを応援したいなという気持ちになりました。

12話の感想 Three shining stars

やってきたSSS決戦ライブ当日。気合を入れるスターリッシュ&カルテットナイトのメンバーたち。

そこへ伝えられたのは、ヘブンズの辞退という衝撃的なニュース!レイジング鳳社長が先に手をまわして辞退という申し入れがあった模様です。

3組で戦うための決戦ライブなのに1組が辞退するというハプニング。会場は騒然としますが、嶺二の「いつまででも待つ」という力強い言葉にスターリッシュも同意しました。

するとそこへ現れるヘブンズの面々。どう考えても事前に準備されていたおもしろい派手な登場の仕方ではるか頭上へと上っていき謎の階段出現で舞台に降りてくるという、またかーい!(笑)な展開で華麗に登場しました。

もうヘブンズが普通に登場するのは禁止事項なのかも(笑)

レイジング鳳社長の妨害にも負けずに、会場にやってきたヘブンズの7人。頑張っている姿を見たスタッフや警備の人たちがヘブンズを会場に入れてくれる手筈を整えてくれて準備に協力してくれたようです。

ハルちゃんの曲があったから頑張れたというヘブンズの面々ですが、やっぱりどうしてもヴァンのはーちゃんの発音に笑ってしまう私を許して。愛されハルちゃんの笑顔と才能はヘブンズの皆を勇気づけ、ここまで導いたのでした。

SSSライブはカルテットナイト、ヘブンズの順で曲を披露。カルテットナイトはダンスがかっこよかったー!ここの作画がかなり美しくて4人ともどこを切り取っても決まっていました。

ヘブンズも、社長の陰謀によって練習が思うようにできなかったでしょうに、さすがの完成度で最高のステージを見せてくれました。

残るはスターリッシュ1組。トリを務めるにふさわしく、最終回での新曲ライブ披露となりそうです。やっぱり勝利を掴むのはスターリッシュかなー。

あと1話で終わるなんて寂しいです。SSS決戦ライブの結果がどうなるのか、固唾をのんで見守りたいと思います。

13話最終回の感想 WE ARE ST☆RISH!!

カルナイ&ヘブンズのライブが終わり、それぞれがかっこよく決めて盛り上がりも最高潮。

妨害しようとするレイジング鳳をシャイニング早乙女社長が不死鳥&愛のパワーで攻撃するなど、うたプリ恒例のときどき様子がおかしくなる展開にももう慣れっこなのは、4期まで見てきたからでしょう。

そして満を持してスターリッシュのライブです。1人1人ハルちゃんをぎゅっと抱きしめるというサービスショットもあり、気合十分の7人。

スターリッシュのライブはさすが最終回、作画も美しく動きも滑らかで釘づけになりました。

初披露の新曲のはずなのに観客席の子たちの掛け声とかがばっちりなのはつっこんではいけません。

結果としてSSSオープニングアーティストは、大方の予想通りスターリッシュに決まりました。

カルテットナイトもまた4人で上を目指していこうと決意新たに絆が深まり、いろいろあったヘブンズの7人もどこか清々しそうで互いの頑張りを称えあっています。

それぞれが認め合ったライバルグループ同士の爽やかな交流。最後はじっとしていられない3組でマジラブレジェンドスターを歌うという嬉しいプレゼントもありました。

グループを超えてメンバー各々でからんでいるカットが微笑ましくて、まさに最終回の集大成。カルナイ&ヘブンズが合いの手を入れたりコーラスを歌ってくれるという夢のようなコラボでした。

3組ともやっぱりこういう良い雰囲気で楽しそうに歌っている姿がかっこいい!やっぱり彼らは今をときめく人気アイドルなんだなーと素直に思いました。

幸せなラストをありがとうございました!

アニメ新プロジェクトも楽しみにしています。

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