ネト充のススメ8話の感想です。
桜井さんのハードな過去、ユキとハースの関係、森子の昔の恋、森子からの電話、偶然の出会い、2人きりの夜の公園、ついに桜井さんのカミングアウト!と、またも情報もりもりの8話です。
8話は森子と桜井さんの2人の心境が大きくクローズアップされました。ギルメン達とわちゃわちゃもいいけれど、主人公はやっぱりこの2人だよね!と再認識。相変わらずの盛り上がりと引きの良さです。
7話の感想はこちら。
※ネタバレ注意です。
もくじ
原作漫画「ネト充のススメ」
現在2巻まで発売中です。
8話の感想
桜井さんのハードな過去
「ネト充のまとめ」という森子の小芝居から始まった8話。ふつう折り返し地点くらいでこういうのしないかなwでもここまでのストーリーがコンパクトにまとまっていて、とても分かりやすかったです。
そして唐突に桜井さんのハードな過去が明らかになります。実は桜井さんはすでに両親が他界していました。亡くなった両親は養父母で、実の親の顔はまったく知りません。
愛情たっぷりに育ててくれた年老いた養父母が他界したあと、桜井さんは大きすぎる家を処分して手ごろな今のマンションに居を構えました。
金髪碧眼の容姿から、幼少期はからかわれたりして辛いこともあったようです。しかし両親が守ってくれて幸せに暮らしていたというのが救いです。
桜井さんが両親を亡くしたのはまだ大学生のころ。ひとりぼっちになってしまった寂しさを埋めるように、桜井さんは癒しを求めてネトゲをプレイするようになります。
桜井さんにこんなハードな過去があったとは。どことなく寂しげな雰囲気が漂っているのは、こういう過去を背負っていたからなのかもしれません。
ひとりだけどひとりじゃない
寂しさを抱えた大学生の桜井さんがネトゲで出会ったのは、ライトブルーの長髪のかわいらしい女性キャラのユキ。中の人は年上の社会人です。
ユキは仕事がつらそうでしたが前向きで明るく、お互い週末に一緒に遊べるのを楽しみにしていました。
オンラインゲームはひとりだけどひとりじゃない。
おはようや行ってきますやただいまやお帰りなさいを言い合ったりして、ネトゲに家のような心地よさを感じていた桜井さん。
家族を失った寂しさや哀しみを埋めるかのように、ユキや仲間と一緒にいる時間を楽しみに過ごしていました。
ところがある日突然、ユキはゲームをログインしなくなってしまいます。その後ゲーム自体がサービス終了になり、もう二度と会えなくなってしまった2人。
どこの誰かも分からないけれど、笑顔で一緒に楽しんだ時間は本物です。しかしオンラインだけの友達は、オフラインになってしまえばその繋がりは脆く儚く消えてしまうのです。
昔の恋のお相手は
桜井さんはフリドメールでMollyとして入ってきた森子のキャラを見て、あの時のユキが森子なのではないかと期待半分不安半分でいました。
リリィとしてではなく新しいキャラを作ってフリドメールにログインする桜井さん。たれ目で茶髪のイケメンで、名前はかつてのネトゲのハースを「Harth」とアルファベット表記にしました。
森子が気付くかどうか様子を見ようとしたのです。ところが森子はHarthの読み方が分からず嚙みあいません。ああもう!じれったい。
桜井さんと森子としてネトゲをするのは初めての2人はちょっとぎくしゃくしていて初々しいです。
ゲームに慣れているようなHarthに、ゲーム歴を聞いてみるMolly。するとそこで森子もプレイしていた昔のネトゲタイトルが出てきます。さらにHarthの名前の読み方も聞いて驚く森子。まさかユキとしてプレイしていた時に仲良くしていたあのハース…!?
あの頃の私はネットの向こう側の人に恋をしていたんだと思う。
ハースのことを思い出して赤面する森子。しかしHarth=ハースさんなのか聞くタイミングを逃してしまい、Harthはログアウトしてしまいました。
ハースさんは櫻井さんだった
森子はどうしてもハースさんが桜井さんだったのか確認したくて、散々悩んだあげく桜井さんに初めて電話をします。2話の病院で渡されたあのメモの電話番号が8話になってようやく役立ちました。
電話って今の森子にはハードルが高いはずなのに、ついにその1歩を踏み出します。
電話をとった桜井さんのほうも、まさか森子からかかってくるとは思っていなくてびっくり!
「遅い時間にすみま…」
「大丈夫です!!」
食い気味な桜井さんが必死でかわいかったです。
森子は戸惑いながら、ユキのことを知っているかを聞いてみました。すると桜井さんは優しく答えてくれました。
「お久しぶりです。ユキさん」
まさかの昔のネトゲ仲間との再会にテンションが上がって嬉しそうな森子。こんな夢のようなことがあるんだと興奮気味に語ります。
森子はあの時のハースとの時間がネトゲの楽しさを知った原点だったのです。
「ユキが私でがっかりしませんでしたか?今は情けないニートになってしまって…」
ユキだった頃はなるべく明るく前向きにふるまっていた森子。ハースにいいところを見せたくてたくさん見栄を張っていました。
自虐的に語ってしまう森子に桜井さんは優しく声をかけてくれます。ユキが森子だと知る以前から森子が一生懸命な人だと気づいていた桜井さん。
ちゃんと森子の魅力に気づいてくれて優しくフォローしてくれるなんて素敵です。
俺はリリィなんです!!
かつてのハースとユキが自分たちであるとお互いに認識した今、桜井さんは自分がリリィであることを何とかして告げなければいけないとずっとモヤモヤしていました。
ずっと嘘をついていて良いはずがありません。どんどん苦しくなる桜井さんは、電話越しに思わず口を開きました。
「実は俺、リリィなんです!」
言ったー!かと思われましたが、このタイミングで桜井さんのスマホの充電がなくなってしまいます。
森子には桜井さんの告白は伝わっていませんでした。ああ~~~~桜井さんのせっかくの勇気が…。
その翌日、コンビニに向かう途中の森子とばったり会った桜井さん。森子はすっぴんなのを恥ずかしがりますが、お腹が鳴るという痛恨の恥ずか死ぬ案件ふたたびで、よけいにいたたまれません。
1年前のクリスマスのチキンの件を思い出した桜井さんは、森子を近くの公園のベンチへ誘って手にしていた菓子パンを渡してあげました。
寒空の下、コートもマフラーもかけてあげる桜井さんがイケメンです。着込んでいるとか言ってますが絶対ウソです。風邪ひかないといいですが。
情けない姿ばかりを見せているとうつむく森子。桜井さんはちょっとムッとして「盛岡さんは自己評価が低すぎます」とリリィさんと同じように励ましてくれました。
「優しくて真面目な人」
リリィさんにもそう言ってもらえたことを思い出した森子は、リリィさんと桜井さんが似ていると無邪気に思ったままのことを口にしました。
「今度フリドメールで3人で話しましょう。きっと桜井さんとも仲良くなれると思うんです」
楽しげに桜井さんを誘う森子を遮るように、桜井さんは告げました。
「俺がリリィです」
まとめ
言いましたね桜井さん!とうとうリリィだと告白しました。まーたいいところで終わってしまってつらい。1週間がつらい。
予告で桜井さんが「フリドメールをやめますね」とか、森子が「私と一緒にいたら桜井さんが変な人だと思われます…」とかネガティブワードが散らばっていて、ラスト2話しかないけど大丈夫!?とハラハラします。
8話では、桜井さんが20代独身男性にしては広くて立派なマンションに暮らしている理由が分かりました。育ててくれた両親の家を整理して移り住んだからなんですね。
まだ大学生のうちに養父母を亡くしてしまい、たったひとりで生きていかなければいけなくなった桜井さん。実年齢よりも落ち着いて見えるのはそういう過去があったからなのかもしれません。
実際は桜井さんは小岩井さんより4歳も年下ですが、小岩井さんのほうが若々しく見えますからね。
桜井さんは自信喪失している森子にも力強い言葉をかけてくれました。ハースのときにそうしてくれたように。リリィさんがそうしてくれるように。
お互いに宝物のような日々を過ごしていたハースとユキ。今はリリィと林としてその運命の赤い糸は繋がっていました。
ベッドにゴロンゴロンして喜ぶ森子が恋する乙女っぽくてかわいかったです。昔は森子の方が好きで今は桜井さんのほうが好きだとか最高すぎません?
時間差で両片思いっていう、つまり結局お互いに好き同士ってことですよね。森子の言動が桜井さんに心惹かれてる感が溢れていてキュンキュンします。
リリィさん=桜井さんだと知った森子は林としてどう出るのか。まあ実際はやっぱりちょっと気まずいですよね。リアルとこんなにもガチで繋がっているだなんて。
じれったい2人の恋の続きが早く知りたいです。